日本春歌考

■深夜DVDで大島渚『日本春歌考』鑑賞。荒木一郎は歌も好きだが演技も好きだ。かっこ良すぎる。学ラン姿が少し窮屈だったが。とても猥褻な映画だった。新橋のピンク映画館のあの湿った感じを思い出す。そして春歌は美しい。いや、春歌を歌う姿は美しいと言ってしまっても良いかもしれない。こういう感覚になると、やっぱりどうしても深沢七郎のことを想う。

大島渚、観よう。


■新潮7月号の大竹伸朗の連載と椹木野衣「文化の震度」を読む。後者ではラジオドラマについて言及されていて、それは僕にとって未知の世界であり、興味を持つ。大友良英『ミイラになるまで』は今でも簡単に手に入るのだろうか。一昔前にはユニオンで中古盤をよく見た気がする。寺山修司がラジオドラマを制作していたなんて初めて知ったよ。