ガラスペン

■昼過ぎ、今にも雨が降り出しそうだが傘を持たずに外出。駅前の古本屋で深沢七郎『みちのくの人形たち』中央公論社の初版を400円と格安で出ていたので買う。僕はコレクター気質はないもののこの作品は特別好きなので文庫だけじゃなく単行本も持っていたかったのだ。この本の中の『秘戯』という短編が特に好きだ。その中に出てくる、裏返すと猥褻な像が見える博多人形が本当にあることにはびっくりした。最近刊行された未発表作品集『生きているのはひまつぶし』に写真つきで紹介されているので知った。



■いつもの近所のタリーズ屋上で珈琲と共に読書。あちゃらかぱいっ。


■夜は友人に誕生日を祝ってもらう。とはいっても僕の誕生日は三月。伸ばし伸ばしになってようやくの会合だ。吉祥寺でモツ鍋を食べながら、ペン先がガラスでできている「ガラスペン」をもらう。文豪気分を味わえるようだ。


■家に帰ってきたら、お気に入りの帽子をかぶっていないことに気づいた。今夜はハシゴしたのだが、まあどこかにあるだろう。明日探してみよう。


■雨のなか帰宅。