やっぱり今日も古本か
■以前の日記を遡って読んでしまった。時々こういうことがあって、読み出すと止まらなくなる。ざっと読んでみると、以前のほうがきちんと書いていたような気がする。文字数も多いし。まあ今に比べると、と言う感じで大したことはないけれども。ま、今は今でこういう書き方なのはしょうがない。というか、しょうがないと思うことはないじゃないか。たかだか日記である。今の僕を今の僕が書くことしかできないのだから。たかだか日記ならウェブ上に公表なんてしないでノートに書き付ければ良いじゃないかという意見もあろうが、ただの日記でも公表するのと自分だけ読めるノートに書くのとではわけが違う。やっぱり誰かが読んでいるかと思うと続けようという気になるし、書くときの緊張感(それほどの文章でもないけれど)が違いますしね。って、誰に言ってんだおれは(笑)。
■タモさんの昼の仕事が終ったころ起床。溜まっていた洗濯ものを片付ける合間に朝食としてリンゴとケーキ。
■友人が始めた古本屋、阿佐ヶ谷のF舎に開店祝いで訪れて以来二回目の訪問。ちょっとした裏話や値がつけられない貴重な本を披露してもらう。外の均一から椎名誠『さらば国分寺書店のオババ』を拾う。湯村輝彦氏のカバーイラストが嬉しい情報センター発行版。坪内祐三氏の文章を読んでいると度々出てくるので読んでみたかったのだ。椎名誠の本は久しぶり。中学生の頃紀行エッセイを読んでいた記憶がある。
■他に、だいぶ揃ってきた色川武大の本で丁度まだ持っていなかった『ぼうふら漂流記』と最近気になっている小谷野敦の『退屈論』を買う。
■日も暮れて寒くなってきていたがふらりふらりと荻窪まで歩く。当然S書店へ。均一で和田芳恵『暗い流れ』と88年の美術手帖。これは特集がホックニーとマグリットというツボにはまる内容だったので。店内で作品社の日本の名随筆『猫』を買う。やはり豪華な顔ぶれ。今鞄の中の携帯本として持ち歩いて読んでいる阿部昭が編者。
■さらに歩いて西荻窪へ。戎で一服。のつもりがなんだかんだとXと盛り上がり麦酒一杯日本酒三杯。そのあと寄ったO館では何も買わなかった。