このところのこと

飲みすぎ

■さあ、日記だ。このところサボっていた。こんなに空けたのは初めてではないだろうか。

■今、早朝である。といっても午前8時。世間ではなんと言うのか知らないが、僕にとっては早朝である。友人らを駅まで送って帰ってきたところだ。昨夜9時頃から自宅に飲み部と称して集まってワインを飲んだ。3人で3本空けた。4本目に突入したところで1人ダウンし、2人でその介抱に夢中になっていたらいつの間にか終電なんてものはなくなっており、ダウンした友人をふとんに寝かせ僕ともう1人の友人はコタツに丸くなって眠った。


■月曜日、何をしていたろうか。もう、ひどく過去のことのように思えるがたかだか4日前、思い出してみよう。少し特別な日だった。舞踏の公演の手伝いに行ったのだ。やることが少なく軍手をはめてぼんやりと過ごしていた。リハーサルの時も本番を楽しみにしたいという理由から1人外に出てぼんやりとしていた。特別な日というは何かというと、それは僕の親父が出演する公演であり、僕の音楽が使われたことだ。本番、とても楽しんで観ることができた。一緒に出演する女性のダンサーの方が僕の音楽を気に入ってくれて、彼女が踊るところで使ってくれたのはとても嬉しかった。そして、舞踏に馴染みのない友人らが来てくれたのも嬉しい出来事だった。新しい世界を拓くきっかけになればと思うのだ。その夜、遅くなってから近所でXと飲む。


■火曜日。バイト後Xから電話で呼び出され、なかなか時間が合わないでいたメンバーが急遽集まり飲んだ。初めてじっくりと話すことができた西荻に暮らすお二人と意気投合。近所に越してくるようにと言われる。宴は盛り上がり、終電を逃す。はしごをして3時頃まで飲んでタクシーでX邸に帰宅。麦酒、日本酒、泡盛、たくさん飲んだ。


■二日酔いがひどく、悶えながら出勤したのはその次の日、水曜日。夕方まで何も食べられなかった。そんな日は決まって蕎麦。けんちん蕎麦で復活を遂げる。夜、荻窪ブックで田中小実昌『自動巻時計の一日』、宮沢章夫『よくわからないねじ』。二日酔いのことなど忘れて深夜また飲む。


■そして木曜日。昨日だ。久しぶりに得意のホットケーキを久しぶりに焼く。チーズを中に入れたら美味しく出来上がった。昼過ぎから数年ぶりにヴェンダースの『ベルリン、天使の詩』を自宅で鑑賞。とてつもなくいい映画だと今更ながら実感。午後、昼過ぎから夕方にかけてだんだんと暗くなっていくのを感じながら映画を観る時間。歓びの時間。