ストーブ

■今日は一気に冷え込みが厳しくなったようだ。ついにストーブを出す。


■近頃鞄に入っていた大江健三郎万延元年のフットボール』を読了。読みにくくなかなか進まなかったが、それが苦痛かといえばそういうことはなくて、その遅々として進まず具合を楽しみながら読んだ。そのうちにいつのまにか文体が馴染んできてちょこちょこ読んでいてもすっと世界に入ることができた。そういうところはやっぱり大江氏の力量だと思う。それにしても大江氏の小説は登場人物の名がおもしろい。『万延元年のフットボール』の語り手は「根所蜜三郎」でその弟は「根所鷹四」。


西荻O館で赤瀬川源平『ゼロ発信』、小島信夫抱擁家族』。後者は次の、というか明日から鞄に入れる本にしようと思っている。