消しゴム

■体調はすっかり良くなった。


■夜、外から「にゃあ」と一声。あわててしかしそっとベランダに出て姿を探すも見当たらず。「ツュッ、ツュッ」と舌を鳴らす。暗闇のなか一瞬白いのが歩いているような気がした。それからずっと外の物音を気にしながら本を読んだり、以前買った古本の鉛筆の線引きを消したり。


■消しゴムでせっせと消していたら何だか学校のテストを思い出した。それにしても消しゴム買うの久しぶりだな。



■今さらながら、そういえばいつの間にか蝉の声がしない。秋の虫たちの声が聞こえる。