今日もやっぱり

awayama2005-07-10

■これを何度書くことになるか到底見当も付かぬ。今日もやっぱり古本屋に行ったのだった。午前中はひたすら掃除に洗濯。たまっていた垢を一気に洗い流すかのような清清しい気分に襲われる。気持ちよく晴れていた。布団も干したし、すぐに洗濯物が乾き、取り込んでから出掛けられたのも嬉しい。主婦の気分である。


■いつものコース。先ずは荻窪S書店。江藤淳『成熟と喪失』、多和田葉子犬婿入り』(共に講談社文庫)と伊藤俊治港千尋『熱帯美術館』(図版が豪華。ルソーについて語られているので欲しかった。エキゾチズム本としても楽しめそうだ。先日芸大で催された菊地氏と伊藤氏の対談はぜひぜひ行きたかった。タイトルが秀逸だった。「21世紀のエキゾティシズム/エロティシズム」〜決して行かないこと/決して触れないこと〜)。


■そして、野菜ジュースを吸い上げながら三鷹S堂へ。先日悩みに悩んだ末に買わなかった野口冨士男の本が安くなっていて、汗が吹き出る。思わず店員さんに値段を確認してしまうくらい驚いた。この前無理して買わなくて良かった。ついている。
野口冨士男『かくてありけり』、『散るを別れと』、『虚空に舞う花びら』を購入。野口氏に関しては、これまた坪内さんの本を読んで気になっていたのだ。

野口冨士男・1911〜1993
元祖・都市の遊歩者(フラヌール)。自伝的長編『かくてありけり』で読売文学賞を受賞したのは六十八歳の時。その町歩きぶりはハンパじゃなく、七十歳の時に完成した連作環状遊歩小説『いま道のべに』では、山手線各駅をたずね歩く。

坪内祐三『古くさいぞ私は』より。


■目の下のくまが消えない。小熊が僕に纏わりつく。


■明らかに飲みすぎだし睡眠も足りていない。指摘された。