冬山で小人の演奏

■昨夜はX君に連れられて西荻で飲む。強烈なキャラクターの手強いママさんが一人できりもりするお店だった。鰯めんたいやらをつまみに日本酒を大量に摂取。もちろん酔っ払い、終電を逃した。照明の仕事をしている常連の方やママさんの高校生の息子も登場し、皆であーだこーだ言っているうちに時間も遅くなり、追い出されるように外へ。駅前で座り込んで話し別れる。始発まではまだまだ。雨の中、タオルを頭に被せひらひらさせながら、とりあえず歩く。寝ていたXの家に押し掛け寝かせてもらう。寝る前に大量のグレープフルーツジュースを摂取。


■意外と二日酔いも酷くなく、拍子抜け。


■昭和30年代の週刊文春をパラパラやる。記事よりも広告に目がいく。「冬山で小人の演奏」。小型携帯ラジオの広告のコピーだ。


■エンタクシーで談春さんが下積み時代を綴っている。談志師匠が弟子たちに色々と仕事を言いつける。スーパーで牛乳を買って来い。から始まり、枕カバー変えとけ。庭のつつじの花がしぼんで汚ねェ、むしっちまえ。スリッパの裏が汚ねェ、きれいにふいとけ。家の塀を偉そうな顔して猫が歩きやがる。不愉快だ、空気銃で撃て。ただし殺すな。重症でいい。
で、面白いのが、物置に大量に写真がある。外枠の白い部分が俺は嫌いだ、きれいにカットしろ。


■今夜の酒の肴は塩豚ちゃん。うめえ。