山下清
■『深沢七郎の滅亡対談』所収の、あの「裸の大将」シリーズ(懐かしい!)でおなじみの画家・山下清との対談を読む。山下氏の口調はあのドラマそのままの感じで、芦屋雁之助演ずる山下画伯の独特の台詞回しが蘇える。たどたどしくも無意識に核心を突いてくる画伯に対して深沢さんが珍しくまごついて、いつもの「とぼけ」が発揮できなくて戸惑っているのが面白い。
生前の深沢さんと深い親交があった嵐山光三郎氏によると、唯一対談で負けた相手として山下清を挙げていたという。
■バイト帰り「いとう」で福武文庫『ラテンアメリカ文学アンソロジー』を買う。マルケスはもちろんドノーソも入ってる。
■Musical Batonというのがid:krowedさんから回ってきた。質問に答えてみよう。
■Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
1.85 GBです。少ないですね。パソコンに音楽をいれる習慣がないのです。
■Song playing right now (今聞いている曲)
- アーティスト: 深沢七郎
- 出版社/メーカー: アブソードミュージックジャパン
- 発売日: 2003/08/27
- メディア: CD
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■The last CD I bought (最後に買った CD)
上と同じ。『楢山節』以外ギターの独奏曲。録音が生々しい。弦と指が擦れる音がはっきりと聴こえる。深沢さんちのコタツに向かい合って座して演奏してもらっているかのような錯覚に陥り、僕はそこにずっといたいと思う。
■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲)
今の気分で
- Joao Gilberto『Aguas de Marco』
- 岸野雄一『何処へ帰る道(ライブバージョン)』
- さかな『mr.love singer』
- Jim O'Rourke『Eureka』
- 豊田道倫『早朝、女子アナの乳房に触れて眠る夢を見る』
それぞれについてはいつかこの日記で語ることになるだろう。
いずれの曲に関しても、何かを得ようと思って聴くことはない。僕はただただその音の渦に巻き込まれる。その時間の僕は幸福だ。
■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す 5 名)
あらかた既にバトン回っているようです。無理やり渡す相手を探すのは嫌なので、いつも日記を拝見させてもらっているid:arimura様一人にお渡します。
初めまして。突然で申し訳ありません。