休日

■サンドイッチをかじって授業へ。1965〜70年のマイルスについて。
雨のせいかぼんやり。途中、うつらうつら船を漕ぐ。
アコースティックからハーフエレクトリックへ。作品を出すごとに、グラデーションのように作品が変化していく様はすこぶる刺激的だ。同時代で聴いていたらなおさら興奮していたことだろう。

■雨が止んでいる隙をついて家を出たので傘は持たない。降りそうでもなるべく持たないようにしている。持ちたくないのだ。傘を持って歩くことがとにかく嫌い。わざとどこかに置き去りにした傘はたくさん。

■雨に濡れて体が冷えたので近所のひいきにしているラーメン屋で豚骨ラーメンと餃子。ここの味は本当に独特で舌に味が染み付くよう。いつでも味をはっきりと思い出すことができる。その度にヨダレ&腹の虫の鳴き声。


■帰宅後、ポール・トーマス・アンダーソン『パンチドランク・ラヴ』。映画館で観て以来2回目。前2作の『ブギーナイツ』、『マグノリア』にはかなわないけれど、適度に笑えて適度にグッと来る佳作といった印象。というと、褒めているのか貶しているのかわかりづらいですが、純粋に楽しみました。耳かきしながら。

■今日の収穫。
蓮實重彦『物語批判序説』、武田百合子 写真・武田花『遊覧日記』。