こんばんは。あるいは、お早うございます。あるいは、こんにちは。

命名

丁度1ヵ月、日記をアップし続けてきてとうとう昨日書かなかった。書けなかった。
記念すべき日である。
昨日はバイト後、Xと三鷹駅で落ち合ってXちゃんとXくんが待つ国立のニチニチへ。
豆腐と茄子の美味しさを再確認。Xちゃんの沖縄話にため息。泡盛をゴクリ。
途中、近くの別の店で飲んでいた酔っ払ったわが父親が、マスターに挨拶をするために店に顔を出してぼくらと遭遇。びっくりしゃっくり。一騒動。
閉店ぎりぎりまで飲んで、ふらりふらりと我が家で2次会。子供の名前について討論。結果、「十里子(とりこ)」「日朗(にちろう)」「日加流(ひかる)」「玲(れい)」の4人が誕生。十里子がすごく良いな。などと思いながらビールに日本酒。X君が深沢七郎に反応してうれしかったり、なんだかんだとだらだら話しているうちに、記憶が真っ白。

そして本日。いつの間にか昼間。布団の上で二日酔いに悶え苦しみながら思い出そうとするも、まったく思い出せない。まあいいやととりあえず諦めてトイレへ。ゲボ(ゲロよりゲボと言いたい)かと思ったら、起きぬけの脱糞。少し覚醒。でもまた悶え苦しみに布団へと戻る。3時頃にやっと起き上がって冷たいシャワーを浴び、よく冷えたお茶を飲んで、素っ裸で風に当たってようやく覚醒。NHKでやっていたバレエのコンクールに見惚れる。二日酔いのせいかな。何にもない舞台でバックも真っ白。そこに美しく磨きあげられた10代の少年少女が順番にたった1人で舞う映像は僕に深い深いため息と浄化をもたらしてくれました。

そんなこんなで夕方。吉祥寺へ。二日酔いの日はグレープフルーツジュースを飲みながらヘッドフォンをして公園を歩きたい。井の頭公園豊田道倫SING A SONG』を再生。僕も再生。雨がポツリ。ブックへ。文庫百円コーナーで須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』(持ってた・苦笑)、大竹伸朗『カスバの男』(これは大好きな本。文庫判は持ってなかった。)、ル・クレジオ『海を見たことがなかった少年』(中学生くらいのときに読んで感銘を受けた本。手元になかったので。もう一度読みたい。)。それからタワレコへ。マイルスの『kind of blue』を母親のプレゼント用に買って国立へ。父親と母親と弟が待つ、つまりそれは、家族の待つ、鶏と蕎麦が美味しい居酒屋へ。母親の誕生日を祝い、張り切った所信表明を聞かされながらビールをゴクリ。二日酔いなんて関係ない。ビールはいつだって美味しい。少し固めの蕎麦が気に入った。今日初めての食事でするりするり。
適度に酔っ払ったところで解散。国立ブックへ。稲垣足穂弥勒』(氏の『一千一秒物語』は僕の基本図書)、三島由紀夫仮面の告白』(三島はほとんど読んだ事がない。体を鍛えたりする不自然さ、自宅の洋館の趣味の悪さ、が苦手だからだ。でも最近、松岡正剛氏による三島の『絹と明察』についての文章を読んで気になりだした。)。


そういえば、タワレコ菊地成孔『南米のエリザベステイラー』も購入。今聴いている。
この甘い響きはなんだろう。艶がある。