2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

雨の音

■外の雨の音がいつの間にか小さくなっている。窓から外を確認していないがどうなのだろう。雨の音とは、雨が家屋や地面や植物に当たって発生する音なのだが、そのぽつぽつという音を聴きながら床につくのは悪くない。いや、好きといっても良い。で、起きる頃…

残光

■新潮2月号掲載の小島信夫『残光』を読み終える。あれこれと書きたいけれど、今日のところはやめる。ただ一言いうと、一行一行を夢中になって読むことができた。ということか。これだけだとよくわからないかもしれないが、これはこれでそういうことだ。前か…

宵っ張り

■弟の大学合格を祝うため実家に行って寿司を食べて麦酒を飲んで帰ってきたのは午前0時でそれから澁澤龍彦『偏愛的作家論』福武文庫の谷崎の項を読んで玄米茶飲んでチョコレート食べてネットで中央線沿いの賃貸の物件を検索したりいろいろなサイトを覗いてい…

夜冷える

■バイト帰り、何となくブックに行こうと思ってわざわざ帰る方向とは反対に行く電車に乗り荻窪へ。文庫、新書、単行本と見て廻るが特に欲しいものが見つからず途方にくれつつ雑誌のコーナーに行くと「ユリイカ」のムーンライダース特集号と「現代詩手帖」の20…

虫歯

■昨日から歯の痛みが激しくとうとう歯医者に行くことを決意。痛みで眠りが浅く、寝惚け眼でふらふらと近所の歯医者へ。久しぶりでとても緊張し小刻みに震えた。助手のおねえさんに「だいじょうぶですかあ」とニコッと励まされ何とか気を取り戻す。どっと疲れ…

汗ばむ

■今日は暖かかった。動き回っていた汗ばむ。このところ、いわゆる日本の文豪と呼ばれる作家の作品を読み込もうと思っていて『痴人の愛』に引き続き、谷崎潤一郎『刺青・秘密』新潮文庫を読み終える。七つの短編が所収されていて、一番おもしろく読んだのは自…

フランス革命

■土曜はいつのまにか外が明るくなっていて、寝たのは午前七時。だから正確には日曜。昼に起きてさっと出掛ける。日曜日に出掛けるところは決まっている。府中競馬場だ。今日は調子が悪かった。めずらしくひとつも当たらず悶々と過ごす午後。いつもよりは遅く…

吉祥寺阿佐ヶ谷渋谷

■今日「新潮」三月号を購入。先ずは電車で椹木野衣の隔月の連載と大竹伸朗の連載を読む。椹木野衣の連載「文化の震度」ではバリ島について語られていた。その中でバリ島の絵画に影響を与えたロシア生まれのドイツ人、ウォルター・シュピースという人物を初め…

手紙

■夜、家に帰るとインド娘が迎えてくれる。 インドを旅行中の友人からの手紙が届いていたのだ。昨日に引き続き友人から手紙。うれしいものである。 街中には病弱そうな犬や豚、それに牛達が横たわり、かなりの頻度で臭いポイントに遭遇します。 と、あった。

夜、雨。

■妙に暖かい日であった。電車の中は暑苦しく、上着を脱いだ。 ■昨日は国立ブックで文芸誌を2冊。今日は荻窪ブックで新書と文庫を一冊ずつ購入。文芸誌は2004年5月号の「群像」と2002年5月号の「新潮」で、前者は大竹伸朗と湯浅学の、後者は小島信夫と堀江敏…

競馬

■朝、目を覚ましたがまだ眠たい。普通ならもう一眠りというところなのだけど、今日は競馬開催日ということで気になって、落ち着いていられないので無理やり起き出す。あんぱんを口に放り込み、中央線で一駅、武蔵野線で一駅乗り継いで、東京競馬場へ。風は冷…

久しぶり

■久しぶりにこの日記をつけようとしている私は、前回の日記の後、風邪をこじらせ寝込んでいた。日月火の三日間一歩も外に出ずに寝込んでいた。前の二日間はもうただただ布団にもぐりこみ咳をして、本など読む余裕はなかったが、火曜日になってようやく熱も下…

節分

■朝から咽喉がむずむずし、鼻水も出てきた。いやだよ風邪なんて。■とりあえず、葛根湯を服用。早く寝よ。 ■節分というと豆まきだが、この頃は太巻きを食べるという風習が広まっているようだ。確か関西方面のごく限られた地域の風習だったはずだが、いつのま…

神保町より中央線

■高校の後輩の卒業制作の展覧会を観に行くため神保町へ。ドキドキしながら女子大の中に入る。当たり前だが女ばかり。心なしか皆の視線が男の僕のほうに向けられているような気がする。後輩とやあやあと挨拶を交わし、一通り観て外へ。■ここは神保町。行きた…

大雨

■雨がたっぷり降った。明日は思いっきり晴れてください。と、願う。 ■バイトからの帰り道は雨が上がった後で気分が良く、ふらり荻窪ブックへ寄るが何もなし。 ■草森紳一『随筆 本が崩れる』を読み終える。くねくねと蛇行するかのごとく進んでいく贅沢な文章…